1989年8月15日生まれ、東京都出身の岡田将生さん。
2006年のデビュー以来、数々の話題作に出演し、日本アカデミー賞をはじめとする数々の賞を受賞している実力派俳優です。
舞台から映画、ドラマまで幅広いジャンルで活躍し、その演技力は業界内外から高い評価を受けているようです。
そんな岡田将生さんですが、10代でのデビューから20年近いキャリアの中でどのように演技が変わっていったのでしょうか?
今回のこの記事では、
- 岡田将生の演技力
- 実力派俳優への軌跡
主にこの2つに迫っていきます。
それでは、早速本題に入っていきましょう!
岡田将生の演技力
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岡田将生さんの演技力は、役への徹底的な没入姿勢と独自の演技メソッドによって築き上げられています。
特筆すべきは、台本を読む段階から作品全体の映像をイメージしながら役作りを行う手法でしょう。
役柄の心情や背景を深く掘り下げ、その人物が持つ固有の「目」の表情を徹底的に研究することで、観る者の心を揺さぶる演技を実現しています。
演技における最大の特徴は、主演と脇役の両方を高いレベルでこなせる稀有な存在であることです。
主演経験が豊富だからこそ、脇役として主役を引き立てる演技ができ、それが高い評価につながっています。
例えば、映画『告白』では山本美月さん演じる主人公の生徒役として、抑制の効いた演技で物語を支え、『悪人』では妻夫木聡さん演じる主人公の同僚刑事として、緊張感のある演技で作品の重要な要素となりました。
さらに、岡田将生さんの演技の特徴として、感情表現の繊細さが挙げられます。
特に内面の葛藤や複雑な心理状態を表現する場面では、セリフだけでなく、表情や仕草、間の取り方まで計算された演技を見せます。
2021年の映画『ドライブ・マイ・カー』では、わずかな出演シーンながら、若手俳優としての苦悩と成長を見事に表現し、高崎映画祭助演男優賞を受賞しました。
実力派俳優への軌跡
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中学2年生の時にスカウトされた岡田将生さんは、当初は芸能界に興味を示さなかったものの、高校進学後に本格的な活動を開始します。
デビュー作となった2006年のドラマ『プリンセス・プリンセスD』では、その爽やかな容姿と自然な演技で注目を集めました。
その後、2008年から2009年にかけては、主演級の役で立て続けに5作品に出演。
この時期に数々の新人賞を受賞し、俳優としての基盤を確立します。
特に、2009年は映画『ホノカアボーイ』での映画初主演、ドラマ『オトメン(乙男)』での連続ドラマ初主演を果たし、大きなブレイクを遂げました。
2010年代に入ると、より挑戦的な役柄に取り組むようになります。
2016年のドラマ『昭和元禄落語心中』では、10代から70代までの人物の一生を演じ切るという困難な役に挑戦。
年齢による声質の変化や身体の動き、心情の変遷まで丁寧に表現し、第14回コンフィデンスアワード・ドラマ賞主演男優賞を受賞しました。
近年では、2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』での北条時政役や、2023年の映画『BLUE GIANT』での主演など、さらに幅広い作品で活躍。
特に『BLUE GIANT』では、ジャズサックス奏者を演じるために実際にサックスの練習を重ね、その姿勢は共演者からも高い評価を受けています。
まとめ
今回は岡田将生さんについてお伝えしてきました。
「目」を意識した演技と、主演・脇役両方をこなせる柔軟性、そして繊細な感情表現が、その演技力の真髄でした。
また、10代でのデビューから着実にキャリアを積み重ね、挑戦的な役柄に果敢に取り組むことで、数々の賞を受賞する実力派俳優へと成長してきました。
岡田将生さんのこれからのご活躍も応援したいですね。
それでは、ありがとうございました!
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