声優の堀絢子さん。
日本アニメの草創期を支えたベテランで、今日のアニメの礎を築いた一人です。
そんな堀絢子さんですが、つい先日訃報が報じられました。
今回のこの記事では、
- 忍者ハットリくん声優・堀絢子さん死去
- 代表作と人柄を振り返る
主にこの2つに迫っていきます。
それでは、早速本題に入っていきましょう!
忍者ハットリくん声優・堀絢子さん死去

堀絢子さんは1935年2月2日生まれの声優・俳優で、2024年11月18日に老衰のため89歳で永眠されました。
所属事務所のぷろだくしょんバオバブが11月25日に公式サイトで発表し、通夜・告別式は近親者のみで執り行われたようです。
堀絢子さんは、アニメ「忍者ハットリくん」のハットリカンゾウ役や「新オバケのQ太郎」のQ太郎役、「チンプイ」のチンプイ役など、数々の人気キャラクターを演じました。
海外アニメの吹き替えでも活躍し、「トムとジェリー」のジェリー役や「ムーミン」のミィ役など、幅広い役柄を担当したことでも知られます。
堀絢子さんは役者として反戦への強い思いをお持ちでした。
父親が広島で被爆して亡くなった経験から、1989年から反核一人芝居「朝ちゃん」を上演し続け、平和の大切さを訴え続けました。
こうした方の思いを次世代に引き継いでいくことが、今を生きる私たちの役目かもしれません。
代表作と人柄を振り返る

堀絢子さんは声優として、赤ちゃんから老婆役まで幅広い演技力を持ち合わせていました。
特に藤子・F・不二雄作品では「忍者ハットリくん」「新オバケのQ太郎」「チンプイ」の3作品で主演を務め、多くの子どもたちに愛されました。
2017年には声優業界最大の顕彰式「第11回声優アワード」功労賞を受賞し、その功績が認められています。
堀絢子さんは「声優は俳優の一部」という意識を持ち続け、舞台活動も並行して行っていました。
役者たれ!という気持ちのある、昔ながらの声優さんだったんですね。
堀絢子さんの声には特有の暖かみとユーモアがあり、演じるキャラクターに魂を吹き込んでこられました。
また、声優としての活動だけでなく、タレントとしても活躍し、フジテレビ系「笑っていいとも!」にも出演しています。
こういった活動の広さからも、業界を背負う第一人者だったことがうかがい知れますね。
まとめ
今回は堀絢子さんについてお伝えしてきました。
堀絢子さんは89歳という長い人生の中で、数々の名キャラクターを演じ、多くの人々に感動と笑顔を届けました。
また、反戦への強い思いを持ち続け、一人芝居を通じて平和の大切さを訴え続けた声優としても知られていました。
堀絢子さんの遺した功績は、これからも多くの人々の心に生き続けることでしょう。
ご冥福をお祈りいたします。
それでは、ありがとうございました!
コメント