24時間テレビのチャリティーマラソンランナーとして注目を集めるお笑い芸人やす子さん。
その背景には、個人の善意と放送局の思惑が複雑に絡み合う現実があります。
今回のこの記事では、
- やす子が24時間テレビでマラソンをする本当の理由!
- やす子の壮絶な過去とは?
主にこの2つに迫っていきます。
それでは、早速本題に入っていきましょう!
やす子が24時間テレビでマラソンをする本当の理由!
元自衛官という異色の経歴を持つやす子さん。
元自衛官なら体力もありそうですし、ランナーとして抜擢される要素としては十分でしょう!
しかし、テレビでの長距離のマラソンは以前から安全性の面で批判されていました。
今年は台風10号接近による天候の影響や、酷暑による健康被害のリスクもあります。
過去のマラソンランナーの中には、いまだに後遺症に悩まされている人もいます。
なぜそこまでのリスクを冒してまで、局側はマラソンを決行するのでしょうか?
実は、テレビ局にはどうしても24時間テレビでマラソンをやらなくてはならない理由があります。
それは、募金着服騒動後の信頼回復と、低迷する視聴率の挽回です。
これらは局側にとって喫緊の課題です。
まず、24時間テレビは2014年から2021年の7年間で番組に寄せられた募金、総額1000万円以上を着服していた事実があります。
これが24時間テレビが偽善だといわれる所以です。
加えて、視聴率も募金騒動後は低迷しており、世間からの信頼も失われました。
そのなかで、24時間マラソン自体は多額の寄付金を集めるために必須で、番組の企画としても必ず成功させなければならないものです。
やす子さんの物語は、まさにこの課題を解決する「打ち出の小槌」といえます。
善意を利用した視聴率稼ぎという構図が見え隠れしますね。
やす子の壮絶な過去とは?
やす子さんのキャスティングには別の意味もあります。
先述の通りやす子さんは元自衛官ですが、入隊の理由は、
言葉は悪いが、入らざるを得なかった。高卒で生きて行くためにはそこだけ
出典:yahooニュース
と、ご本人の口から語られています。
やす子さんは家庭の事情から高校時代まで児童養護施設で過ごし、卒業後はそのまま自衛官の道に進まれました。
おかげで、22歳くらいまでは母親や家族とも疎遠だったそうです。
その経験が今回のマラソン挑戦の原点とのこと。
つまり、マラソンで募金が集まることは「恵まれない方への援助」、ひいては「やす子さんが育った施設への恩返し」にもなります。
こういった構図が、視聴者の共感を呼ぶ要素として番組側に重宝されています。
「やらないよりは動いたほうが変わる」というのはやす子さんの言葉。
しかし、この決意の裏に番組側からの圧力はないのでしょうか。
元自衛官としての誇りと、芸人としての使命感。
これらが過度の負担となり、健康を害する結果にならないか懸念されます。
まとめ
今回はやす子さんについてお伝えしてきました。
テレビ局がマラソンにこだわる理由は、信頼回復と視聴率の挽回のためでした。
また、やす子さんは高校生まで児童養護施設にいました。
これがマラソンを走る動機になっていたんですね。
24時間テレビのマラソンは、善意と商業主義が交錯する現代のメディアの縮図と言えるでしょう。
感動的な演出に流されるのではなく、その裏側にある複雑な現実を見据える目が、視聴者には求められています。
ただ、様々な意見がありつつも、マラソンへの参加を決めたやす子さんは立派ですし、その判断は尊重されるべきでしょう。
やす子さんのこれからのご活躍も応援したいですね。
それでは、ありがとうございました!
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